Arancione Fenice’s diary

趣味、いろいろ。日常、いろいろ。

カンパのブレーキ(と言ってもリムの話)

うわっ、全然効かない!

2009年のこと。シマノコンポからカンパコンポへ入れ替えた後のファーストライドでそう思った。完成車にはシマノ105のブレーキがついていてそれは怖いくらいに良く効いた。使うときはロックしないように気を使わねばならないくらいに。

シマノブレーキと同じ感覚のままカンパのブレーキを使うと全然減速しないので焦ってしまう。普通に握ったくらいではロックなんてしそうもない。止まるときはちゃんと力を込めて握らないといけない。段々この感覚に慣れてくるとこれはこれで快適。普通に使う分にはロックする心配がない。握る力にリニアにブレーキが効くのでコントロールしやすいのだ。

このコントローラブルな感じ、パニックブレーキでその威力を実感することになった。サイクリングロードから一般道へ出るところで急に車が近い事に気付きフルブレーキング!思いっきり力を込めてブレーキを引く。後輪が浮き上がるほどの制動力だったにもかかわらず、前輪はロックせずに急減速できちゃったのだ。これには驚いた。完成車で買ったばかりの頃、荒サイで急に飛び出してきたリードに繋がった犬に驚いた時のパニックブレーキではホイールがロックしてジャックナイフを起こし、落車したのとは大違い。この経験でもうブレーキはカンパサイコーってなったのは言うまでもない。

ただしただし、ここ数年のカンパのブレーキシューは良くない。当時と比べて制動力が格段に上がっているのだが、利き方がリニアでなくなってしまったのだ。いつもどのくらいの力で握るとどのくらいの制動力を発揮するのか確かめながら操作しているのでちょっとストレスである。昔のブレーキシュー、どこかで手に入らないものか。

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アテナのスケルトンブレーキ。造形がカッコいい。