Arancione Fenice’s diary

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MOON 240i レビュー その1 -見た目とか操作感

何回かに分けてMOON 240iをレビューしてみます。

simaudio.com

ダイヤルはボリュームダイヤル(アルミ製のような気がする)だけ。あとはボタン。電源スイッチは背面にあって正面のパネルにはスタンバイスイッチがある。このスタンバイスイッチを押すと派手なリレー音が鳴る。日本ブランドの製品ではここまで硬質なリレー音はないように思う。耐用年数25年想定で設計製造されてるそうだが、リレー部は25年持たずに摩耗してしまいそうだ。ずっと電源入れっぱなしの使い方を想定しているのかな。

ボタンは押しやすい。何度もボタンを押しているとボタンの塗装がハゲそうだし、その周囲のパネルも指の脂でテカってきそうだ。リモコンで操作することが前提なのだろう。ソースセレクタはダイヤルがよかったな。ボタンは好きじゃない。

私はリモコンが嫌いだ。ここぞというときに電池が切れている経験多数。私は本体側の操作感を楽しみたい。よくできた機器は操作感触が良くてそれ自体が楽しい。操作感触が楽しいリモコンなんて体験したことない(デビアレのリモコンは良さそうだが)。240iのボリュームダイヤルは軽く気持ちよくクルクル回る。ロータリーエンコーダ方式で際限なくクルクル回る。私はMin/Maxでダイヤルが止まる方式が好きなのだが、それはボリュームダイヤルの指標から今現在ボリュームレベルがどのあたりなのかを視覚で把握できるから。ロータリーエンコーダ方式でもスマホみたいにボリュームレベルをディスプレイのバーグラフで表示してくれるといいのに。マランツのPM7000Nがこの方式らしい。

MOONでも250iや340iなど、設計年次が少し古いモデルは240iとは違ってMinとMaxでダイヤルが止まるタイプ。

筐体は薄型でかっこいい。国内ブランドはこれより分厚いものばかり。昔OnkyoのA-1VLとかは薄くてカッコ良かった。現行モデルではTEACのReferenceシリーズが薄くて良い。私のAI-503はカッコいいですよ。

奥行きも短いので設置に苦労することは少なそう。我が家の場合、壁面収納は奥行き45cmなので短めの奥行きは嬉しい。

検索エンジンで画像検索してみると筐体の中身はスカスカ。オペアンプなどを使って回路を簡素化しているのだろう。DAC部を遮蔽しているわけでもない。日本ブランドのアンプの方がディスクリート回路を多用してるし凝った設計が多いみたいだ。

ツートンカラーはレビンソン風。シルバーや黒の筐体との組み合わせで違和感なし。モダンなアンプらしく音質にとっていいことないVUメータはない。個人的にメータは結構好きだが。

250i, 340iについてるスピーカー出力を止めるボタンが欲しかった。私はD級アンプの音も結構好きなので240iのプリアウトからD級パワーアンプにつないでスピーカーを二系統使い分けるような構成をやってみたかったな

電源ケーブルは付属のものにしては結構ゴツい。ケーブルが硬いので取り回しはしにくいのが困りもの。柔らかくて音の良い、そして高くないケーブルを探したい。

見た目や操作感について簡単にまとめてしまうと、せせこましい我が家では音に妥協なくて小ぶりなこのアンプがピッタリ。お気に入りです。

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夏はビールが多いけど、寒い季節はワインかウイスキーをちょっい飲み。