Arancione Fenice’s diary

趣味、いろいろ。日常、いろいろ。

Greg Lemond Versailles

初めてのロードバイク。昨年、シートステーが破断しかかって泣く泣く処分。

昔、BicycleNAVIでカバタヤスシ(漢字に変換されない)さんがインプレを書いていて見た目もシックでカッコいいし興味が出てきて、ショップに電話をしてみた。その時はピナレロのエントリモデルのアングリルを注文していたのだけど、一向に入荷する気配がなくて納期が読め図、ビアンキのNIRONEなんていかが?なんて店員さんに勧められて考えておきますってやり取りをしてた頃のこと。

レモンのベルサイユってありますかと聞いたら系列店舗の在庫を探してくれて関西のショップにあるとのこと。しかも型遅れなので30%OFFで良いとのこと。サイズも私の体型にマッチしているだろうとのこと。接客してくれている店員さんもレモンは好きなブランドだそうでピナレロビアンキよりも積極的でしたね。レモンに目をつけるなんていい趣味してるって感じで。

スパインと呼ばれる設計思想で、ヘッドチューブ、ダウンチューブ、チェーンステーまでの下半分がスチールで上半分がカーボン。スチールはトゥルーテンパー社のOXプラチナという大口径のチューブ。カーボンはTREKのOCLV。上位モデルはスチールではなくチタンチューブのモデルもあったし、アルミとカーボンのハイブリッドフレームもありましたね。アルプデュエズという名前だったかな。スチールはその前の年までは名門のレイノルズのチューブが使われていてトゥルーテンパーへの変更をマニアは残念がっていたようでした。カーボンが高価だった時代は金属とのハイブリッドフレームがちらほらあったけど、今はほとんど絶滅状態。SCAPIN、BMC、GIANT、CARRERAとか。今は日本のToyoフレームがスチールとカーボンのハイブリッドフレームを作ってるみたい。

コンポーネントシマノ105とアルテグラのミックスで9s。でもクランクはTruvativの52-39が付いてた。リアのカセットは12-26でブランド不明。10sのホローテックが登場したばかりだったので一世代前の感じはあった。

カンパの11sがリリースになってからアテナの11sに載せ替えてから走行距離は25000キロくらい。落車もパンクも、色々ありました。購入当初は主に荒サイを、結婚して引っ越してからは多摩サイをメインに走行。

結局、どんなフレームだったかというと乗り味はシルキーでスムーズ。軽くなく、固くない。加速感もほどほどで登りもほどほど。フォークもほどほど。良くも悪くもない。ヘッドチューブがちょっと長めのジオメトリで軽いスローピング。フレームの上半分と下半分の物理特性が違うことからくるんだと思うのだが、なんか不自然で一体感のない不思議な乗り味でしたね。

TREKグループのブランドだったLemondは、レモンが当時TREKの大株主だったランスと喧嘩してブランドとしては消滅してしまいました。一時期、TIMEが生産を代行してフルカーボンフレームの限定生産をしたみたいだけど継続されず。ブランドの消滅はやっぱりちょっと寂しい。

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懐かしい