こりゃ最高だわ。
購入時にショップで試聴したのはアキュフェーズC-3900, P-7300のゴージャスコンビとE-600。この両者の差は感じたけれど、私からしたらどちらも良い音でした。ただセパレートじゃゴージャスすぎるので試聴はE-600メイン。
シャープで緩みのない引き締まった音、緩みのないストイックな音。トランジェントよくハイスピードな音の立ち上がり、高い反応性。クッキリハッキリした音の分離感。ブックシェルフでは到底期待できないほどの低域のレンジ感。ピタッとフォーカスのあった音像。シャープでクリア、コントラストの高い音。全く凄い音。
狭小住宅に向いたコンパクトさ(ブックシェルフにスピーカースタンドの組み合わせよりも設置面積は小さい)。見た目は無骨で色もアマローネで普通すぎる感じで見た目はガッカリだけど音は本当に素晴らしかった。中古だけど綺麗で使用感がほとんど感じられなくて、中古品が好きではない妻からの拒否反応も少ないんじゃないかと。
前のオーナーはこれを下取りに出してエレクタアマトールを購入したのだそうだ。
Dynaudio Evoke30、PMC Twenty5.22なんかも比較対象として考えていた。私が敬愛するオーディオの達人さん(もちろん面識なくブログの読者なだけですが)が、PMC Twenty5.22を奇跡のバランスと評して激賞していたので、Twenty5.22とTwenty5.23を比較してみたいと思っていた。その達人さんはTwenty5.23は低音のバランスはイマイチで全体にちょっと頑張って音を出してる感があると評していたっけ。
ショップではTwenty5.22、Twenty5.23両方とも展示してあって試聴させてもらった。私の好みはどちらかというとTwenty5.23の方。スピーカースタンドと5.22の組み合わせより5.23単体の方が設置面積が少ないので狭い自宅には都合が良い。
もちろんそのままお買い上げ。その後1年以上経過して毎日聴いている。
カットモデルの写真を見るとエンクロージャーの中はスポンジ状の吸音材てんこ盛り。低域以外は全部吸収されちゃうんだろうなと。
Sonetto 1と比較してみると、オーディオ的性能では価格差通りの違いがあると感じている。いずれここでも書いてみたい。
Twenty5.23。今は税込定価60万くらいだろうか。この価格帯の他のスピーカーは知らないが、こんなに凄いスピーカーなのに全然人気がないのは何故なのだろうか?
私的にはもう完全に満足しきっていてスピーカーはこれで上がりで良いのじゃないかと思っている。