Arancione Fenice’s diary

趣味、いろいろ。日常、いろいろ。

花そば

昨年で賞味期限切れの花かつおが見つかった。

学生時代のこと。毎日池袋駅を利用していた。西武線、地下鉄やJRに乗り換えるためだ。構内の地下に立ち食いのフードコートがあって、その一番手前の利用しやすいところに立ち食い蕎麦屋があり、時々利用していた。

麺は今の時代と違って蕎麦粉の少ないなんちゃって蕎麦という感じ。太めの素麺にちょっと蕎麦粉が混ざっているだけなんじゃないかと思える安っぽい麺。ん、まぁ結構好き。

そこの店には「花そば」というメニューがあった。かけ蕎麦に花鰹が山盛りになった蕎麦。他の立ち食い蕎麦屋では見たことないこのメニュー。注文している人も少なかったけれど私はこれが好きで、天麩羅蕎麦より安いので懐に優しく、よく食べていた。

和食の出汁には昆布系のグルタミン酸と鰹節系のイノシン酸がある。私は後者が好き。週末の食事を作るのに、以前は昆布と鰹節から出汁をとって味噌汁を作ったりしていたけれど、最近は出汁入りの味噌を買ってばかりで時短を優先してしまっている。自転車トレーニングの時間だって捻出したいし。ちゃんと出汁を取るのは正月のお雑煮を作る時だけかもしれない。

しばらく使ってなかった花かつお。めかぶと一緒に蕎麦に入れて食べてみた。鰹節のイノシン酸の旨みを味わう。もぐもぐ食べながら池袋駅の地下で食べた花そばを思い出した。その立ち食い蕎麦屋の花そばはそれほど長くは続かずにメニューから消え、それ以後は花そばというメニューを見かけたことは一度もない。

冬はあったかい蕎麦が食べたくなる。

 

久しぶりに生の楽器の音を聴いた

トランジェントがいい。

子供の小学校の音楽会に行ってきた。もちろん場所は学校の体育館で音楽ホールなんかではない。楽器はドラムセット、ピアノ、ピアニカ、アコーディオン、木琴、縦笛、タンバリンとか。演奏は間違えたりズレたりしているので普段AppleMusicで聴いている演奏とは次元が違うって、当たり前ですがね。一生懸命に演奏している生徒たちが微笑ましい。捻くれてない小学生だから雑念のない演奏。演者の目がイキイキと生命感に溢れていて、家族に聴いてもらえて見てもらえて嬉しそうなのが新鮮。Sing Sing Singを演奏して、Oh happy dayを英語で歌ってた。

私が小学生の時の音楽会ではラデッキー行進曲を演奏したっけ。授業で習っていたハーモニカ担当。下手っぴだったけれどね。ノリのいい曲で好きだった。ウィーンフィルニューイヤーコンサートで演奏される超有名な曲だと知ったのは大学生くらいになった時。メジャーどころのクラシックは教養として聴いておこうとせっせとCDを少しずつ買い集めた中に、この曲があった。

生の楽器の音を聴くのは何年ぶりだろうか。子供の就学前にディスニークラシックを有楽町で聴いた時以来かな。熱心にオーディオで音楽を聴くようになってからはまだ一度もコンサートとかには行ってなかったから、とても新鮮。オーディオとはどう違うだろうか。

ん、トランジェントがいい。まぁ生の楽器の音にトランジェントも何もないんだが、そう感じてしまった。ドラム、木琴、ピアノとか、いきなり最大音量が出てそこから徐々に減衰していく。生の楽器は本当にそういう音として聴こえる。でもオーディオはそうじゃない。無音から急激に音が立ち上がるように、連続関数的に滑らかな変動として聴こえるので、いきなり不連続に最大音量が出るのとはちょっと違う。アンプではAB級よりもD級の方が音の立ち上がりが鋭いので、その点では生の楽器に近いと思った。Simaudio MOON 240i(AB級)とTEAC AI-503(D級)とでは打楽器の音が生っぽく聴こえるのは後者。前者は比較すると音の立ち上がりがマイルドではあるけれど、立ち上がり方に品があって気持ち良さがあるから好きではある。高域の音色表現ではAB級に分がある感じなので総合的にはどちらも甲乙つけ難い。

AB級でもハイエンドでは、セパレートで300万くらい出せばD級なみのスピード感が出るのだろうか?Soulnote, Fundamentalはスピード感重視と聞いているので興味はあるけれど、高価過ぎる上に狭小住宅の我が家では設置場所にも困るから縁はなさそうだ。

それにしても生演奏はいいもんです。

D級は不人気だけれどスピード感は気持ちいいですよ

 

日曜日の夜にアイロン掛け

コロナが流行する前は日曜の夜はアイロンタイムだった。

段々オフィスへの出勤が要請されるようになってきた。職種によっては毎日オフィスに出勤を強いられた人たちはいたのだけど、彼らを守るために在宅勤務可能な人は出勤するな、彼らと接触するなと号令がかかって2年以上の間、ほとんどの勤務を在宅で実施。そんな状況も変わり、会社が社員に出勤を求め始めた。在宅勤務可能な社員に対しても週に何日かは出勤が要請されている。理由は定かではないが、在宅勤務にストレスを感じていた私としては往復の通勤退勤時間が掛かるとはいえちょっと嬉しい。オフィスにいると仕事の生産性が上がるのを実感する。オフィスにいて他の社員が働く風情を見ていると色んなアイデアが湧くのである。退勤時に寄り道したり外食したり、生活に変化を出せるのも楽しい。飲食店も深夜まで営業するようになったし。

出勤する時はかつて揃えたスーツとシャツを着る。シャツは一週間分の5枚を日曜の夜にアイロンを掛けることが多かった。その日々が徐々に再開されそうだ。ちょっと面倒ではあるけれど毎日出勤するわけではないので枚数も少なくて済む。

私はシャツをクリーニング屋さんに出さずに自分でアイロンを掛ける。クリーニング屋さんに出すと汚れはガッツリ落ちるのだが、ボタンが割れる事が多い。一番嫌なのが襟が縮むこと。接着芯のシャツだと何回か繰り返すと2センチくらい襟が縮んでしまう。接着じゃないフラシ芯のシャツだと変なシワがつくことがある。ノリなしで頼まないと厚紙のようなパリパリに仕上がってしまうので着心地が悪い。アイロンを掛ける前と後に襟をグッと引っ張って伸ばしてやると襟の縮みを防ぐ事ができるので自分ではそうしている。ノリは軽く利かすのが好みであるが、面倒なので自宅ではノリを使わなくなった。襟の形を長時間キープできないけど気にしない。

アイロン掛けのコツはシャツを上手くアイロン台に着せて右手でアイロンを握り、左手でアイロンを滑らせる先に平面を作ること。隅々まで完璧に平面に仕上げようとしないこと。襟と前立付近の目に見えるところは丁寧に仕上げて、上着を着てたら見えない所は多少シワが残ってもOKな気持ちでやっている。イタリアの高級シャツなんて肩から袖にかけて立体的にな裁断になっていて上手く平面を作れないなんて事もある。そんな時は適当に仕上げて諦める。

肩ヨークの部分はこうして平面を作る。

 

シャトーカントメルルのセカンド

LES ALLEES DE CANTEMERLE 2016

ボルドーメドック第五級に格付けされるシャトーカントメルルのセカンドライン。通販で2500円くらいだったような。夏はビールばかりで、ワインは料理に使うタイミングでコンビニで時々買う程度。

涼しい季節になってくると我が家ではアヒージョをよく作る。魚介のアヒージョは娘が好きなので。オーブンでの加熱料理は夏はちょっとやる気が起きないので我が家では涼しい季節の料理。アヒージョはオリーブオイルを多く使う。また我が家の定番惣菜であるマリネもオリーブオイルをよく使う。そろそろストックがなくなってきたのでオリーブオイルを通販で買うついでにワインを購入。6本とかまとめ買いすると送料無料になるので。ワイン屋さんというのは良質なオリーブオイルをよく売っているので、もっぱらワインと一緒に買う事にしている。

1リットルのオリーブオイル3本と一緒に買った赤ワイン3本のうちの一本に選んだのがこれ。前にスーパーの安売りでトップグレードのシャトーカントメルルを飲んだことがあってそのセカンドグレードはどんな味なのか興味があった。そのシャトーカントメルルは普通のボルドーの美味しいワインというくらいであまり印象に残ってなかったけれど。

んー、これは気に入りました。リピートしたい。

私の好みはガツっと濃い路線からマイルド路線に変わってきており、今の私にとってはドンピシャの味わい。酸味も渋みもマイルド。余韻が長いかというとそんなこともない。味に突出したところがなくてバランスが良く、円満な味。ブドウの果実味が心地よい。飲んで美味しいという感触がちゃんとある。

我が家の家庭料理というのはそんなに脂っこいものは多くないし、凝った味付けでもない。どちらかというとあっさりしたものが多い。平日の晩酌なんてナッツとチーズとサラダだけ、とか。サバの塩焼きと浅漬けとか。子供達の食べ残しグラタンや餃子なんかをつまみにすることも多い。ガツっと濃い赤だと味が強すぎて料理の味を消し飛ばしてしまうのであっさり気味だけれど味わい豊かで美味しいワインというのを探していた。これはその答えの一つみたいだ。

 

重すぎないので簡素な料理に合わせやすい

 

ダイエッターのタブー、夜ラー

部下の評価というストレスフルなタスクから解放されたんだからいいじゃないか!

ダイエッター、禁断の夜ラーである。しかもお酒を嗜んだ後である。塩分過多、炭水化物過多、しかも脂肪合成が進んでしまいそうな深夜の寝る前である。こんな機会は滅多にないんだからいいじゃないか!チートデイなのだ!

豚骨味。お湯を多めにして醤油を加えて豚骨醤油味にアレンジ!具は刻んだネギと茎わかめだけ。ここだけダイエッターの雰囲気。

安価で美味しい棒ラーメン

革靴のレザーソールにゴムを貼ってもらった

レザーソールの革靴ってスニーカーより蒸れない。

信じてもらえないかもしれないけど、これほんと。だからスポーツでもしない限りスニーカーより快適。天然皮革って通気性、透湿性があって足の汗を吸い取って外気に放出してる。アッパーの皮からはもちろん、レザーソールだと靴底からも汗を飛ばしてくれる。仕事で一日中履いてても蒸れて不快で靴を脱ぎたくなるような事にはならない。一方、ゴムや普通の合成皮革は蒸れる。

ただレザーソールの革靴は高い。最も安いものでも3万以上するのではないだろうか。足に合ってないとかサイズ選択に失敗すると足が痛くなってしまうし、店頭での試着では長時間履いた時に痛くなるかどうかは分からないので選ぶのは簡単ではない。私の足は9Bという特殊なサイズでマッチする靴に巡り合うまでは試行錯誤があった。それは今後少しずつブログに掲載するつもり。誰かの参考になればと。

私はレザーソールの革靴を何足か愛用していて、踵が減ってしまったタイミングで踵の交換とレザーソールの前半部分にゴムを貼ってもらうことが多い。レザーソールの欠点は雨に弱い事。小石が大量にめり込んで水が染みてくる。レザーソールが急速にすり減ってしまう。こうして底にゴムを貼ると普通の雨なら凌げるようになる。それでもゴムの使用は一部にとどまり、天然皮革の部分が多く残るので足の汗もある程度吸ってくれ、蒸れない快適さもある程度維持される。一日履いたらシューツリーを入れて二日は履かずに休ませて染み込んだ汗を抜いてやる必要があるが。

ゴムの部分や踵が減ってきたら交換。修理も簡単で日数もかからない。こうすることでオールソール交換のような高価で靴に負担のかかる修理をしなくて済む。

あ、ここでの話はグッドイヤーウェルト製法(オールソールの交換ができる構造)で作られた革靴が前提なので他の製法についてはちょっと分かりません。

9Bという特殊なサイズを既製品で揃えてくれる米国アレンエドモンズ社



信楽焼のコーヒーカップ

パパ、ごめんなさい。

ACTUSで買った、スタックできるマグカップを娘に割られてしまった。ガーン。お気に入りだったのに。しかも二つ買ったうちの気に入った色の方。高級品ではなかったけれど安物でもない(期限切れ寸前のポイントで買ったのだけどね)。気に入って大事にしていたものを我が子に壊される。親としてはあるあるですね。

スピーカーを倒されたり、レコードプレーヤーにものを落としたり、アンプにジュースをこぼしたり、子供のいる家庭ではこうしたリスクは無くならない。この先も色々と覚悟が要るのだろうか。でも小学校高学年だし、そろそろこうしたやらかしからは卒業すると信じたい。

ということで信楽焼のコーヒーカップを買ってみた。ちなみに「しがらきやき」と読む。陶器である。とはいえ表面はガラス質で覆われたタイプ。今度はソーサー付きでマグよりも小さい。いわゆるコーヒー1杯分の分量(120ccくらい)にちょうど良いサイズ。色はブルーをベースにブラウンの差し色が縦に入ってる。イタリアではアズーロエマローネと呼ばれるブルーとブラウンの鉄板の色合わせ。ムラの多い土っぽい、いかにも陶器な感じが好き。表面がガラス質で覆われているので水分が染み込むこともなく手入れも簡単。

ペーパーフィルターでハンドドリップする時はコーヒー二杯分を入れる。一杯分だと味が薄くなってしまうので。

イカカオチョコと一緒に。