走行距離32,000kmを超えた。

久々に晴れた先週末
ビアンキFeniceがどんなフレームなのか、最近になって気付いたことがある。前の愛車であるグレッグレモンベルサイユとの違い。
今更ながら確信するようになったのが、荒れた路面では前車だったレモンよりも失速しやすいというもの。荒れた路面というのは古くなったサイクリングロードというと自転車乗りにはわかると思う。川沿いによくあるサイクリングロードというのは自動車が走ることを前提としていないからアスファルトの路面は薄くて耐久性がない。時間が経過するとうねって、ヒビが入って凸凹になったり、陥没したり、侵食されて小石でザラザラになる。そういう路面では失速するようなのだ。わずかなので中々、気付かなかった。
前車のGreg Lemondに乗っていた頃は途中で数年のブランクがあったり、寒い時期には全然乗らないこともあったり、乗り込んで走力が高まった時期もあった。フレームが壊れてFeniceに乗り換えてからも冬は乗り込めなかったこともあるが年間4000kmから6000kmくらい走行するペースを維持できていた。乗り込めていたシーズンの年間走行距離はどちらも同じくらいだろう。
日々のライドは平日早朝の20km、週末の60-70kmのミドルライドで、レモンに乗っていた頃とコースは同じ。なのに総じてFeniceに乗り換えてからの方がタイムが悪いのだ。走行時にタイムを縮めようと積極的になると無意識に無理をしてしまい、落車や事故の危険が増すことを身をもって経験しているからそういう乗り方はしていない。少し頑張る、普通に走る、ペースを抑えめにして疲労を軽減する、というくらいの調整である。これはレモンに乗っている頃から変わってないライディングスタイル。で、どの乗り方をしてもタイムが悪い。頑張った乗り方をしても、レモンで頑張った頃のタイムより悪いし、控えめのペースで走ってもレモンで控えめのペースで走った頃よりもタイムが悪いのだ。20kmコースで2分くらい、70kmコースで5分から10分くらい遅い。タイヤの空気圧だとか、色々試したけれどタイムが悪い。レーシングフレームなのに遅いってどういう事?遅い原因は何だろうと日々注意深くバイクの挙動を観察した。
軽量で硬いFeniceは漕ぎ出しが軽い。パワーロスのない感触で上りは少し楽になったくらいだ。でも綺麗な路面から荒れた路面へ入ると僅かに失速することに気づいた。それと同時にレモンでは荒れた路面でもペダルを踏んでグングン乗っていけた、あの懐かしく気持ちの良い感触を思い出した。
特にタイヤの空気圧を高めにするとFeniceのこの傾向がはっきりしてくるようだ。綺麗な路面だと速度が乗っていってやたらと気持ちが良いのだけど、路面が荒れてくるとスピードを維持しにくくなる。レモンの頃はこんな失速感を感じたことはなかった。おそらくFeniceでのタイムが悪い理由はそこだろう。私の走るコースはサイクリングコースを含めて荒れた路面が結構多いのだ。
レモンは鉄とカーボンのハイブリッド構造で、しなやかなフレームと言われていた。一方、Feniceは硬くて軽いアルミスカンジウム合金のレーシーなフレーム。レーシーで硬いフレームが皆、荒れた路面で失速しやすいのかどうかは分からない。他者がそのようなことを書いた文章を読んだことはないので一般化はできないだろう。でも私の技量で、私の乗り方で、私のトレーニングコースではFeniceよりもレモンの方が速いと言えそうだ。
Feniceは綺麗な路面では気持ち良く加速し、速度維持できて、下りのコーナーではフロント周りのハンドリングが安定していて、登りではパワーロスなく登ってくれるフレームであるとは思う。ただあの荒れた路面での失速する感じはちょっと残念ではある。ホイールを変えたり、チューブレスへ移行したりするとまた変わるのかもしれないが。