Arancione Fenice’s diary

趣味、いろいろ。日常、いろいろ。

Leica M6TTLを持ってます。

かつての私の主力機。

2000年台の半ばまでの独身時代はカメラを持って街の散歩写真を撮ったり、バックパッカーの真似をして一人海外旅行へ出掛けてライカで写真を撮るのが趣味の一つだった。

結婚後は途端に写真を撮影する機会が激減。妻は写真を撮られるのが嫌い。子供が生まれてからはデジカメと併用。デジカメは小さなオリンパスのPenデジタル。子供は二人いるし、自分で歩き回れるようになると親としては写真を撮る余裕もなく、撮影枚数もあまり増えない。利便性では圧倒的にデジタルに及ばないのでM6TTLは徐々に使わなくなってしまった。フィルムの購入は通販でまとめ買いできるが、撮影したフィルムをラボに持っていって出来上がったら受け取りに行くと言うことも子育て中は中々困難なのだ。

このM6 TTLは30歳の記念に新品の並行品を購入。初めてのライカ。惚れ込んだのは静かなシャッター音。その場の空気を乱さないシャッター音とコンパクトなカメラボディとレンズ。街中で散歩写真を撮るのに都合が良い。レンジファインダーは別に好きではなかったし、一眼レフのファインダーの方が好きではあったが、それまでの主力機オリンパスOM-2S/Pのシャッター音が賑やかのはどうしようもなかった。レリーズボタンを押すとミラーが上下に動くという一眼レフの構造上、この賑やかな音はどうしようもない。

このM6TTLは他のカメラと比較すると物としての質感が良い。レバーやダイヤル類の操作感やボディを握った感じなど、高質感いっぱいである。古いモデルの方がもっと良いのだが(その後、生まれた年に製造されたM4も入手している)。

M6TTLは旧モデルのM6と比べてボディが1ミリか2ミリほど高くなっている。これが黄金律を乱しているようでブサイクなのは残念。でもこのブサイクさが私が30歳の時代のライカなのだと納得させている。M4, M6は本当にカッコいい。

イカの広角レンズと標準レンズの性能が一眼レフを凌ぐと言うのは本当だと思った(現行各社の性能重視で設計された巨大なレンズの性能はかなり高いようであるが)。ライカ用に作られた国産レンズも優秀。いずれ使ったことのあるレンズのレビューを小出しにブログに掲載しようかなと思っている。

イカMのデジタルは持ってない。高くて買えない。あとシャッター音がうるさいかな。一人出歩いて散歩写真を撮るような時間が今の私にはないから、買っても使わないだろうと言うのもある。時間があったら自転車トレーニングしてしまうし。有酸素運動は大切。健康第一。

初期の頃のCCDが使われているM9などは修理ができなくなってきているし、ライカといえどもデジカメ。寿命はあまり長くなさそう。もちろん、いずれは欲しいのだが。

このレンズはエルマリートM28/2.8(4th)