Arancione Fenice’s diary

趣味、いろいろ。日常、いろいろ。

スピーカーは平行置きが好き

リスニングポジションが限定されなくて良い。

リビング脇の畳スペースにメインシステムのMOON 240iとClearaudio Concept MM、PMC Twenty5.23を設置している。スピーカーは平行置き。このシステムだと音像のフォーカスがピタッと合った音が楽しめる。

音楽を楽しむ時はリスニングポジションにお気に入りのラウンジチェアを設置して聴くこともあるのだが、畳にあぐらをかいて読書しながら聴いたりすることもある。酔っ払って畳に寝そべって聴く事もある。そうすると当然理想的なリスニングポジション、つまりツイータの高さに耳の位置を合わせてスピーカーからの等距離の、二等辺三角形の頂点のポジションからはズレてしまう。でもね、この理想ポジションからズレたところで聴いても音像がぴたりと定位して聴こえるのです。

リスニングスペースにサウンドステージが展開されて聴く人はそのサウンドステージの中を動く、という感じなんです。サウンドステージ内を移動してもサウンドステージ自体は変わらないというか。左右のスピーカーの右寄りにギターが定位して、聴く位置を変えてもそのギターポジションが変わらないように聴こえる。初めて経験した時はちょっと衝撃的でしたね。スピーカーを内向きに振るとこうは聴こえないのではないかと思っている。実験したことないけど。

Sonetto1付属のマニュアルから


ソナスファベールのソネットに付属のユーザーマニュアルにはこのような設置図が掲載されている。スピーカーを壁から離す、リスニングポジションも背後の壁から距離を取ることを推奨しているようだ。間接音と直接音のバランスを整えるのが狙いではないかと思っている。この図のような部屋でスピーカーを平行置きするには左右の壁が近すぎるのではないかな。スピーカーを内側に向けると横の壁の影響を軽減できそうだけど、それだとやっぱりリスニングポジションが限定されそうだ。