ライブハウス?コンサートホール?スタジオ?
音のバランスよりもパワー感とスピード感、爆音が身体に響くライブハウス的な音。
ちょっと離れたところからアコースティックな音色の響きを味わうコンサートホール。
ミュージシャンが計算し尽くした音作りとそれを再現したスタジオの音。
んー、全部だわ。
私はオーディオに何を求めているのだろうか?って考えながら機材の組み合わせを考える。思うに万能というのはハイエンドオーディオの世界であってミドルクラス以下は何かを犠牲にしなければならないような気がしている。音色、トランジェント、パワー感等々。
我が家のアンプでは、MOON 240iは音色がニュートラルな自然な感じでアコースティックな楽器の音が良い。けれどスピード感はD級アンプには及ばない。ピアノの音色は良いが打鍵感はD級アンプの方が優れている。コンサートホールでクラシックを聴くような感じが味わうのに向いているかな。
AI-503だとハイスピードだけれどパワー感が今ひとつで音波でソリトン波を作ったかのように塊にして前に飛ばしてくる鳴り方はしないし高域は若干のD級っぽさがある。シンバルとかハイハット、弦楽器の高域はMOON 240iの音色に及ばない。でも深夜に音量を絞って聴いても音の輪郭は保たれる。ミュージシャンとエンジニアが作り上げた音を味わうのに向いていそうだ。
さて実は去年、中古でプリメインアンプEsoteric I-05を購入した。ちょっと古いD級アンプ。これは高級なPAというか高域の音色はD級っぽいけれどパワー感とスピード感が良いのでライブハウス的な臨場感が凄く出る。音が固まりとなってスピーカーから飛び出してくる。リズム隊のグルーブが身体に響いてウキウキしてくる。これで高域の音色がナチュラルだったら私の理想かも。
その願いを叶える製品はあるのだろうか?ハイエンドの手前で、購入可能な金額で。