Arancione Fenice’s diary

趣味、いろいろ。日常、いろいろ。

中古のESOTERIC I-05を買ってみた

と言っても一年前の話。販売時はあまり人気がなかったようで出回っている中古は少ない。

小音量でも音のコントラストは良好

WXC-50とSTA-9の組み合わせで主にPMC Twenty5.23を鳴らしていて音には不満はなかったけど、WXC-50でのボリューム操作がやりにくくてストレス。iPhoneアプリからのボリューム操作は電話機能と音量設定を混同してしまうしデリケートな調整がやりにくい。WXC-50本体ダイヤルはグラグラ。フォノイコを別途買わないとレコードが聴けないし、場所の問題から機器の数を増やしたくない。という事でプリメインアンプへの移行を検討開始。

要件は以下の通り。

  • MM/MCフォノイコライザーが欲しい。いつかMC針も使ってみたい。
  • トランジェントの良い音。D級かな。
  • 本体は可能なら奥行き40センチまで。
  • プリアウトがある。パワーアンプを接続してもうワンセットのスピーカーを使い分けたい。
  • ボリューム操作やり易い。
  • オーディオ機器として愛着を持てる筐体。チャチな作りは勘弁。
  • 長く使えそう。

という事でESOTERIC I-05 の中古を購入。一年以上、使っている。

インプレッションとしてはこんな感じ。

  • トランジェント良好。躊躇なく音が飛び出してくる。
  • パワフル。音の塊を飛ばしてくる。Nuprime STA-9やTEAC AI-503とは違う。
  • 音の重心が下がり、STA-9やAI-503より低域が強力。
  • 高域はややD級っぽさがある。ライブハウスの雰囲気。
  • プリアウト出力とスピーカー出力を設定で切り替えられる。まだ試してないけど。
  • 筐体の作りが高級。ボリュームダイヤル、ソースセレクタはグラつきなし。
  • 発熱は少なく、パーツの経年劣化が少なそうで長く使えるのではないかと期待できる。

アタック音が躍動するのでリズム隊が気持ちよく聴ける。小音量でもスピード感が維持されて音の輪郭もキープされる。空間表現も良さそうだけどスピーカー設置環境が悪いのでちゃんとした評価は未だ出来ずにいる。

将来的にはプリアウトにA級やAB級のパワーアンプを繋ぎ、別のスピーカーセットを接続して気分によって使い分けたい。プリアウトのあるプリメインアンプは結構あるけれどプリアウトとスピーカーの同時出力に固定されているものが多く、スピーカー出力を切る機能のあるものは少なくてプリアウトとスピーカー出力を切り替えて使うことはできないみたいだ。

資金繰りのためSTA-9は売却。駆動力はI-05の方が上だ。