Arancione Fenice’s diary

趣味、いろいろ。日常、いろいろ。

今日のケーキは銀座で買ったこれ

PATISSERIE HANA 銀座店で買いました。

薔薇の花びらのようなチョコの形状が美しい

有楽町にある服のリフォーム屋さんに行こうと思いつつ数ヶ月経過。何とか時間を作れたのが12月24日。昔買った、デッドストック状態のBEAMS Fのスーツの袖が長かったので詰めてもらうのと、ジレのリフォーム、ドレスシャツの襟の交換をお願いしてみた。

行きの電車の中で妻からお土産を期待してるとのメッセージを着信。これは都心ならではのスイーツを買ってきてというシグナルだ。訳あってケーキは明日食べる予定なんだけどスイーツ好きの妻と子供たちには何を買えば良いのか?有楽町や銀座界隈は年に数回しか来ないし、スイーツの事情なんかさっぱり分からない。

有名どころのスイーツ屋さんはあちこち行列が出来てる。支店があちこちあるような店で買っても面白くない。メジャーではないけれどここでしか買えない、美味しそうなものはないかとごった返す人の波をスイスイ抜けつつ、銀座をブラブラ。

ここは良さそうだ。私の直感がそう言っている。表通りに面している小さめな店構え、行列はないけれど適度に客がいて賑わっている。ラーメン屋だって飲み屋だって、店の雰囲気にはオーナーの情熱が現れる。ここはラグジャリーと言うほどではないけれど、オーナーの世界観を感じる個性的な雰囲気。若い女性の店員さんにお願いして家族の人数分だけ小さなケーキを買ってみた。支払いは中年の感じの良いマダムが接客してくれた。多分、この方がオーナーなんじゃないかと思った。単なる店員さんと違うテンションを感じる。小さなケーキを4つ買うだけの接客にも全力で、この店とその客を全身全霊で愛している印象。こういう接客は客としてすごくハッピーな気持ちになる。

帰宅後に家族でケーキをいただく。苦味を効かせた、コクのあるチョコの風味。固めの食感。控えめな甘みとほんのりとしたアルコールの香り。感動。

テナント料が高そうな場所だし、ケーキ屋なので客単価も高くないだろうし、この場所で営業を続けるのはかなり大変そうだ。でもこの店は応援したいと思った。